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冬眠について


 一部の哺乳類が冬に体温を下げ、眠ったように過ごす行動を「冬眠」といいます。なお、ハムスターの場合は正確には「冬越し」といいます。日本の哺乳類で冬眠するのはヒグマ・ツキノワグマ・アナグマ・エゾシマリス・ヤマネ・小型コウモリ類です。冬眠の仕方は大きく3つに分けられます。

 ゴールデンハムスターの住む乾燥地帯は、冬になると気温がマイナス20〜30℃荷まで下がるので、地面の下で冬眠して春が来るのを待ちます。活動時に37℃前後であった体温は、冬眠中は6℃近くにまで下がり、呼吸数も1分間に1回以下にまで減少します。ハムスターの冬眠はしまり姿に属し、冬眠中も時折起きては尿や糞をしたり、貯蔵食物を食べたりします。

 野生のクロハラハムスターの冬眠巣を掘って調べた記録では、地下約80cmに作られた冬眠用の巣穴は複雑なトンネル構造をしていて、寝室のほかに食物貯蔵庫やトイレとなる部屋が用意されていました。長い冬を乗り切るために、たくさんの食物を巣に運び鋳込み、1匹のクロハラハムスターが90kgもの食物を巣穴に蓄えていた記録があります。これは貯蔵世界記録です。


@ヤマネ型冬眠
 げっ歯目ヤマネ科に属すヤマネは、冬眠中に体温を0℃付近にまで下げ、呼吸回数も30分に1回の割合にまで減少します。さらに、心拍数は通常1分間に500回ほどですが、冬眠中には50〜60回にまで減少します。

 冬眠期間中は食物を食べずに、秋に体に蓄えた脂肪を分解してエネルギーにします。夏には18gほど合った体重が、冬眠直前には30gを超え、中には40g近くにまでなるものもいます。
冬眠中の山根は常に眠っているわけではなく、10日から2週間の間隔で目を覚まします。

 日本ではヤマネのほかに小型のコウモリ類がこのタイプの冬眠をします。
Aシマリス型冬眠
 げっ歯目リス科に属するエゾシマリスもまた冬眠する動物です。

 普通シマリスの体温は37〜38度ですが、冬眠中には2.8度〜8度にまで下がります。呼吸数も1分間に1回ほどにまで減少します。ヤマネとは異なり、体に脂肪を蓄えることはなく、代わりにどんぐりなどの食物を秋のうちに巣に蓄えておきます。

 体重が100gもないシマリスですが、1つの巣に平均で1.2kgほどの食物を蓄えます。冬眠期間中も10日に一度は体温を上げて目を覚まし、トイレに行ったり貯蔵食物を食べてはまた冬眠します。

 これは、冬越しともいいます。
Bクマ型冬眠
 食肉目熊科に属するヒグマとツキノワグマの冬眠中の体温は、ヤマネやシマリスとは違い、普段の体温より4〜5度くらいしか下がりません。

 さらに冬眠期間中はずっと眠ったまま過ごし、途中で糞や尿もしません。また、驚いたことにメス熊は眠ったままで出産し、子供に乳を与えます。

 冬眠期間中は食物も水も取らずに、秋に蓄えた脂肪を分解して得たエネルギーだけですごします。




 



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